Sunday, July 28, 2013

現代人の消費志向とライブイベントマーケティング

こんにちは。Ryoko Rachelです。

今回は小難しいタイトルですけど、難解な話をする気はありません。
だって私はビジネス専攻じゃないですから。
あくまでもエンターテイメント人として、ライブイベントのマーケティングを考えます。


先日、ブロードウェイのマーケティング会社の一つ、Situation IntaractiveがThe Happiness Summitというイベント(パネルディスカッション)を開催しました。残念ながら、今回は会場に行くことは出来なかったのですが、ツイッターで適宜内容が配信されていましたので、そのまとめを書いていこうかと思います。

  •  現代人は”モノ”より”経験”に価値を見出している。
    • アメリカ人の72%が”モノ”よりも”経験(体験)”にお金を払っている。これは経済 ・景気の変化によるものだと言われています。 何かを所有するということに対して、魅力を感じなくなってきているということです。
  • ライブイベントのマーケティングをする人間が大切にすべき3つの鍵
    • 期待感(anticipation)
    • 思い出(memory)
    • 人のつながり(connection)
  •  マーケティングにはディテールが大切。
    • ディテールをきちんとアピールすることが期待感につながる。
  • 思い出となり得る体験を提供する。
    • 2時間ネットゲームをして、「生涯忘れない体験だった」と言う人はまずいない。
    • 逆にその2時間を劇場で過ごしてもらえれば、一生の思い出となるような体験を提供することが出来る。 
  •  ライブイベントをより思い出深いものに感じてもらうには?
    •  例えば、チケットを購入した人が、他の参加者(チケット購入者)とつながりやすくする。
    • 体験をシェアできる仲間がいると思い出となりやすい。

いかがでしょうか?
特 に今の若者は親や祖父母の世代と違い、何かを買うことをステータスと感じなくなってきているのでしょうか。その最たる例が、よく言われる若者のクルマ離 れ。かつてはクルマを持っていなければモテない、と言われた時代もあったようですが、今の若者は環境問題の教育の成果もあってか(?)クルマを持っている かどうかでは判断しません。必要なイベントがあればレンタカーにすればいいじゃない、という発想です。

逆にライブの チケットが昔よりも売れなくなった、なんていう話は聞きません。大規模な野外フェスなんて、ツイッターやインスタグラムを通して参加していない人までが フォローしています。たとえライブストリーミングで家で見られたとしても、楽しそうな雰囲気が伝わってくれば今度はチケットを買って行ってみよう、となる のです。

 世の中がいくら便利になり、家にいながらにしてモノが手に入り、オンラインで映像や写真が見れようとも、ライブイベントはマーケティングの方法さえ誤らなければまだまだ成長の余地はある、と私は考えています。随分前からありますが、「モノより思い出」って本当にすごいコピーですよね。


さて、この夏あなたはどのライブイベントに行きますか?

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